gintemaree’s diary

創作には番号をふっています。

特技と今後の展望

持って生まれた手先の器用さとガサツさ、創作の力と色彩センスのなさで平凡を保っている。

時々なら何もないところから光る泥団子をこさえるが、だいたいはすぐ飽きる。直感と惰性の四半世紀。

 

10歳の頃から手芸を嗜んでいる。

叔母から大量のビーズをもらったのをきっかけにビーズ細工をはじめた。細かい作業が性に合ってたことと、出来上がりを親が褒めてくれたことが嬉しくて一時期はそればかりしていた。今でも完成品をSNSでも見せびらかしてしまうのはその時の成功体験の名残である。今後とも容赦してほしい。

成功体験というものはとても強固で厄介な記憶だ。受けてきた教育と違い、成功体験は自分が自分に刷り込みをしている状態であり、そう簡単には脱却できない。誰かに迷惑をかけるようなことから成功体験を得なくて本当に良かったと思う。

 

話が逸れた。とりあえず、手先の器用さを活かせる手芸は私の特技だ。正直ちょっとだけ、表現が難しいが、この特技は燻らせておいては勿体無い気がしている。

なんというか、せっかくなら壮大な趣味にしてしまいたいのだ。先日実験的にブログにしたためているフィクションを絡めたピアスを作ったが、あのような感じで趣味同士を繋げて体系的なものにして、自分の頭の中のきらきらした部分だけを見られる場をつくれたらいいなと思う。オリジナルの光る泥団子ミュージアムである。

この辺でもう1人の自分からあなた変だよという指摘が入るが、元から変なのでどうしようもない。普通こういうのは、やるとしたらそれは商売でやるのだと思う。

残念だが、金にせずともやりたいから仕方がないのである。その場所では、その時の自分の持てる技量のうち最大が詰め込まれる。

そして、例えば自分が心を病んだ時にそこを覗いて自分をエンパワーしたり一旦閉じこもったりできる、砦のような場所にできたらいいなと思う。

泥団子が光るにはきめ細かな泥でなければならないから、ガサツさや色彩センスも改善して底上げを図りたい。展示物を振り返った時に、改善の道のりのようなものも見られたらいい。

そういう訳で、単純な趣味として、そしてある種備えとして、私は特技を育ていろんな色でピカピカの泥団子を作りたい。最近はそんなことを考えている。

 

そうそう、なんか作って欲しいものや、修理して欲しいハンドメイドアクセサリーがあったらぜひ声をかけてほしいな。おしまい。